Snowidea - Studio Lepus.mp3

Snowidea - Studio Lepus.mp3
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[00:35.15]いつか二人で歩いた坂道
[00:55.19]一人ゆく度その広さを知る
[01:13.61]降り積もる雪だけ思い出のまま
[01:34.39]祈るように抱えた欠片は
[01:44.58]雫となり指から零れてゆくだけ
[01:54.74]息さえ埋め尽くすかのような
[02:04.77]しろのなかに
[02:08.91]僕は立ち尽くす
[02:16.22]ガラスの曇る色のない部屋に
[02:36.44]交わす言葉さえ見失う
[02:56.83]刻む針の音
[03:03.73]すり減る時間に惑う
[03:15.38]「寒い」と
[03:19.39]ぽつり呟くその瞳が
[03:29.48]遠ざかるのを感じていた
[03:35.69]——冷たい。
[03:39.51]真白な手と手を重ねたまま
[03:49.98]暮れる冬の午後
[03:57.46]窓の外染めてゆく
[04:07.58]雪(きみの名)を、よぶ。
[04:56.52]独りで初めて見る雪は
[05:06.64]潜めていた聲さえ凍てつかせてゆく
[05:16.91]今はもう夢にすら見ない
[05:26.75]溶けた雪と
[05:31.10]色褪せた写真の残り香
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